石川県金沢市@盛永有登税理士事務所の市民農園日記 マイホーム、税金、贈与、譲渡


 
 夢のマイホームGet大作戦
  

  マイホーム。いいですよねー。

  仕事を終えて帰る場所。学校が終わって帰る場所。そこがマイホームだったらどんなに素敵なことでしょう。

  家族とともに過ごすくつろぎと憩いの空間。それがマイホームだと思います。

  いつの時代でも、多くの人にとって「自分の家を持ちたい」、「新しい家に住みたい」という思いは、大きな夢でしょう。

  ただ、マイホーム購入は人生最大の買い物といわれますように購入時に必要な資金負担を考えますとなかなか

  そう簡単に購入できるものではありません。(現実は厳しー。)

  そこで、このページでは、マイホーム購入時に必要になる購入資金の負担を少しでも減らす方法を日々業務を

  行っていく上で入手した情報や個人的に収集した情報を基に作成・提供していこうと考えています。

  このページは個人的にも力を入れていきたいページですので、有益な情報が入手できしだい随時更新していく

  予定です。


 
 

 
@金沢市まちなか定住促進事業の助成制度を利用する。

  金沢市では現在まちなか地域での定住を促進し、良質な住宅環境の整備と住宅供給を

  進める方策として、住宅建築などに対する支援制度を行っています。

  具体的な内容は、金沢市内の一定区域で住宅を建築する場合いくつかの条件をクリア

  すれば金沢市から住宅建築奨励金の交付を受けることができます。

  この制度が実施された理由は、「金沢らしいまちなみの保全・形成を促進し、職人技を承継

  するため。」ということですが、この他、最近金沢市内で住宅を新築される方が減ってきて

  いるそうです。こちらではほとんどの方が交通手段として車を利用されていると思います。

  車さえあれば金沢市内から多少離れた場所に住宅を購入しても不便さわないということで

  金沢市郊外で住宅を建築される方が増えているということです。この制度は金沢市内から

  郊外への人の流出を防ぐという狙いもあるようです。

  以下、簡単な制度の内容を紹介します。
  《一戸建て住宅》
  助成制度  まちなか住宅建築奨励金

  内   容  新築・購入資金を借り入れる場合に助成されます。
                     ○奨励金額       ○限度額
          通常住宅     借入金の10.0%     200万円
          高耐震住宅    借入金の12.5%     250万円
          二世帯住宅    借入金の15.0%     300万円

  対    象  ●自己の居住用住宅の新築・新築住宅の購入
          ●床面積が50u以上240u以下
          ●金沢らしい環境への配慮(瓦屋根・外壁・和室の設置など)
          ●近代的都市景観創出区域は対象外

  この他に、住宅の補修を行った場合や、アパートを建築した場合にも助成制度があります。

  いくつかの条件はクリアしなければ助成の対象になりませんが、この制度を利用できれば

  住宅建築に必要な資金負担はかなり軽減されると思います。

  注意事項 

  @この制度は平成17年度まで継続される予定だそうなので、いつまでも利用できるものでは

  ありません。

  A金沢市内であればどこでもOKというわけでなく、金沢市内の対象地域でなければ助成の

  対象にはなりません。


  詳しい内容については、    金沢市建設部定住促進局 住宅政策課
                      〒920-8577金沢市広坂1丁目1番1号
                      TEL076-220-2136  FAX076-222-5119


 
 条件に合致し、まちなか住宅建築奨励金を取得した場合(その他の助成金も含む)、
 その奨励金については個人の所得(一時所得収入)となり、税金の計算上その額を
 加算しなければなりませんでしたが、平成23年6月30日以後の契約締結分について
 交付を受ける奨励金につきましては、住宅の取得価額から奨励金の額を控除する
 圧縮記帳方式に変更されています。
 住宅ローン控除の適用を受ける場合には注意が必要です。


 
 

 
A株主優待制度を利用する。

  この方法は、ハウスメーカーの株を購入することで一度株主になります。そうすると、株主

  優待制度ということで購入した株のハウスメーカーに住宅建築を依頼すれば建物本体価格

  から何パーセントかの割引をしてもらえます。株につきましては、住宅建築が終われば時期

  をみはからって売却するか株価が上昇するまでそのまま保有するかたちとなります。

  ただし、どこのハウスメーカーでもこうした制度があるわけではなく、ごく数件のハウスメーカー

  でしか行われていません。

  また、一度株を購入しなければならないので、その購入した株につきましては株価の変動に

  より損失が生じる可能性がありますので注意が必要です。

  株主優待制度で建物本体価格からの割引制度を実施しているハウスメーカーにつきまして

  は、「会社四季報(上場企業の株価情報を掲載している情報誌)」に掲載されていますので

  そちらを参考にしてください。

  ちなみに、建物本体価格からの割引率は3%〜5%が多いようです。

 

 


 
B【フラット35】Sエコを利用する。

  住宅金融支援機構が取り扱う住宅ローン商品に【フラット35】があることは皆様もご存知かと

  思いますが、その商品に「Sエコ」という商品があります。

  これは、以下のうちいずれか1つ以上の基準を満たした住宅を建築ないし取得する場合には

  (金利Aプラン)として

  当初5年間の金利を年0.7%、6年目以降
20年目までの金利を年0.3%優遇する制度です。

  【要 件】
  @省エネルギー性(一戸建てに限る。)
    「エネルギーの使用の合理化に関する法律」に基づく「住宅事業建築主の判断の基準
    (通称:トップランナー基準)に適合する住宅

  A耐久性・可変性
    長期優良住宅

  B省エネルギー性+耐震性
    省エネルギー対策等級4の住宅で、かつ、耐震等級(構造躯体の倒壊等防止)3の住宅
 
  C省エネルギー性+バリアフリー性
    省エネルギー対策等級4の住宅で、かつ、高齢者等配慮対策等級4または5の住宅


  また、(金利Bプラン)として

  当初5年間の金利を年0.7%、6年目以降
10年目までの金利を年0.3%優遇する制度が

  あります。

  【要 件】
  ○省エネルギー性
    省エネルギー対策等級4の住宅


  説明用のパンフレットには3,000万円の融資を受けて35年で返済する場合、Aタイプで

  200万円以上金利が減額し、Bタイプでは150万円以上金利が減少するとした試算があ

  ります。ただし、予算に限りがあるようですので注意が必要です。

 

 

 
 C個人の自営業者が住宅ローンを借りる場合の借入金の目安。


  自営業者が住宅ローンを借りる場合の借入金の目安をご紹介いたします。
  
  ただし、金融機関により取扱いに違いが生じますので、ご了承下さい。

  ◎直近の過去3年分の所得税確定申告書の控えを用意します。

    @青色申告をされている方は、所得税青色申告決算書をご用意いただき、

     43番の金額を3年分、メモ用紙等に記載して下さい。

     所得税青色申告決算書の38番の専従者給与欄に金額の記載がある場合には、

     43番の金額に加算して下さい。

    A白色申告をされている方は、収支計算書をご用意いただき、
 
     21番の金額を3年分、メモ用紙等に記載して下さい。

     収支計算書の20番の専従者控除欄に金額の記載がある場合には、

     21番の金額に加算して下さい。

    B青色申告、白色申告いずれのケースも、直近の過去3年分の上記金額のうち、
 
     一番小さい金額を選択し、その6倍の金額が借入金の借入限度額の目安になります。

    C配偶者に他の収入がある場合には、上記の金額に加算して判定します。

    D上記いずれのケースでも、購入資産(住宅のみ、住宅と土地)の2割の自己資金が
 
     必要になります。


 ◎計算例

       青色申告のケース
  43番の金額 38番の金額 合  計 
 平成21年分  3,000,000 1,800,000  4,800,000 
 平成22年分  2,500,000 1,200,000  3,700,000 
 平成23年分  3,500,000 1,800,000  5,300,000 

  いちばん小さい金額は、平成22年分の3,700,000円になりますので、その6倍で

  22,200,000円が借入限度額の目安になります。

  住宅と土地で30,000,000円の物件を購入予定の場合、2割の頭金6,000,000円が

  最低でも必要になりますので、差額24,000,000円ではほんの少し資金が足りない計算

  になります。

 
 
 

   盛永有登税理士事務所
〒920−0845
石川県金沢市瓢箪町19番5号
TEL076‐260‐9132
 FAX076‐260‐9135